やりたいことはやったもん勝ちとわかっているけどできないというお言葉があったのを見かけまして、わたしの場合について少し書いてみようと思います。
ただ、人にはそれぞれタイプがあるので、この方法が正しい!とは言いきれません。
でも、少しでも参考なればいいなと思い、かなり時間をかけて書いてみました。
やりたいこと=夢
夢、と言われるといきなり壮大で現実味のないものに思えてくると思います。
が、小さいころ大きくなったら何になりたい?と言われて、セーラームーンとかコックさんとかお花屋さんとか、やっぱりお嫁さんがいい!とか、カナリ自由に言っていたと思います。
ちなみにわたしの弟は、海になりたいって書いてました(笑)
自分は料理が好きで人並みにはできるし、食べることも好きだから、コックになろうかな・・・という感じではなく、ただなんとなく、かっこいいからすごいからコックさんがいい!とかあの帽子かぶりたいからコックさん!とかふわっとした理由。
理由もない時の方が多かったり。
理論よりも、感覚的に自由に描くことができていたと思います。
就活という迷路からの脱出
でも、就職活動が始まり、実際に何になるのかを決める時期になると、
あれ?わたし何がしたかったんだっけ・・・?
とりあえず、事務でいっか。
営業きつそうでいやだけど、でも就職できなかったから大変だからとりあえず内定もらえたところに行こう。
そうやって40年近く、本当にやりたかったことと違うことをして生きていく。
その中で、まあこれなら嫌じゃないな、まだマシだな、と思えることを見つけて、それでいいと満足したつもり。
本当はこれがしたかった、こどもが成長したら、仕事辞めたらこれをしよう。
やりたいことはどんどん先延ばし。
なんのために生きてるんだっけ?と、社会人になって間もなく、こうなるのが目に見えてしまったのです。
やった後悔=レベルアップのための経験
わたし、子どものころから、何をやっても中途半端だなぁ。と思うことが多かったんです。
幼馴染ちゃんと同じ時期に始めたピアノ。
全然練習しなくて、でもピアノを弾くのはすきだったから続けていました。(ただ、楽譜という決められたものを弾くのがいやだったんだろうと今になって思う)
幼馴染ちゃんは楽譜を見るだけでぱっと弾けるまでになって、月謝捨てとるようなもん、と母には言われ、じゃあもう辛いだけだから続けるのやめよう、と。
学校での部活も、いろんなことがしたくていろいろやるんだけど、これを3年間続けました!っていう青春物語みたいな活動成果はなく、わたしは何かをしても何も残らないんだ、中途半端な自分が嫌いだった。
でも大人になってから振り返ると、わたしってやりたいと思ったこと、一通り全部できてたんじゃん!やったね!と思えます。(笑)
あれやっておけばよかったな~・・・って後悔することがほとんどないです。
しかしながら、あの頃はまわりと比べられて、あの子はここまでできたのにあんたはどうしてこんなこともできないの?と言われてばかり。
チャレンジするという意味では行動的だったのに、結果を求められるがために、やりたいことをしてもわたしはムダなんだ、中途半端だからお金をむだにしてしまうと思ってしまっていたんです。
そしたら、何をするにも消極的になってきて、気づいたら自分の意志がなくなって、気づいたら、他人の敷いたレールに乗っていました。
時間=命
そうなんだ、と気づいたのが、23歳のとき。
就職してすぐのころです。
社会に出て、ただめまぐるしい毎日をこなすのに必死で、毎日溺れそうでした。
わたしはどちらかというと要領がよくない方だったのもあると思います。
転職を経て、そこで出会った人によって、時間って命なんだと思い知らされます。
それについては、「春が来るたび思うこと」という本にありますので、お時間がある方は読んでみてください。(94ぺージ)
売り上げは被災地の方への寄付にまわるということなので、ご協力いただけると嬉しいです。
わらしべ長者のお話
「やりたいことができない!」という人は、
どうしてそうなのか、理由をとことん考えて紙に書き出してみてください。
なんとなーく、お金がないからに決まってるとか、時間がないからだとか、だって旦那が子どもがとか、もう答えはでてると思っているだけで、実は別のところに理由があったりするんです。
わたしのように、やりたいことをしてもムダ、何をやってもわたしには価値がないんだと思い込んでいたように。
子どもの頃、好きな本のひとつに、わらしべ長者がありました。
ざっくり説明すると、貧乏な青年が1本のわらから始まり、誰もが憧れる立派なお城・地位・素敵なお嫁さん、つまりは巷で言われるような人生の成功を手に入れるというサクセスストーリーです。
わたしはこのお話が大好きで何度も何度も読んでいました。
やりたいことをするのは、わらしべ長者と同じだと思うんです。
最初は小さいことでいい。
最初から、お金持ちになって億ションに住んで~とかデカイことを考えようとするから、現実と離れすぎて、ありえないとあきらめてしまう。
そうじゃなくて、やりたいことの最初の一歩を踏み出すことが大事なんです。
もちろん、大きなことを思い描くのは最高に良いことです。
ありえない!と思うことでも子どもの頃みたいに自由に。
☆やりたいことをやるのに、人目を気にしない事。☆
これが唯一のルールです。
人の言うことは気にするな。
「こうすれば、ああいわれるだろう…」
こんなくだらない感情のせいで、どれだけの人がやりたいこともできずに死んでいくのだろう。
ジョンレノン
書いたら見えてくる
わたしは、はじめて就職した頃、本当は自分はどんなふうに生きていきたかったのか、紙に書いてみました。
そしたら、理想の生活はいまやっていることと全然違うことばかりということがよくわかりました。
当時は、早く家を出たいと毎日言いながらの実家暮らし。(ただ、社会人なりたてのあの頃は一人暮らしをしていたらきっとつぶれていただろうと思うので、親に感謝しています。)
わたしは本当にこれでいいんだろうかと思いながら、目の前のことをこなすのが必死で、毎日戦っているような気持ちでした。
自分の思うようにする、なんてもってのほか。まずは社会のルール、会社のルール、それを学ぶことが第一だった。
毎日、しぬんじゃないかと思っていた(笑)免許とりたてのまま車を運転する日々で、もはや毎日が命がけ・・・。
と、こんな理想と現実のギャップがありました。
だから理想を書きだしたら、それをやるにはどうしたらいいかを考えました。
理想に近づくための一歩
まずはできるところから、やりはじめました。
「毎日笑って楽しく過ごす」これはがんばれば今の自分でやることができます。(当時はかなり精神的に負担でしたが)
でも、うそでも笑って、楽しもう!とする心構えを持つことで、前向きな気持ちにはなれました。
そうやって少しずつやりたいことを出来る範囲で最大限やっていたら、藁からみかんへ、みかんから反物へ、やりたいことがレベルアップしていったんです。
転機が訪れました。
それまでとは全く畑の違う業種に天職が決まったのです。
でも、そのときにやりたいなと思っていたことが目の前にぱっと来たという感覚でした。
念願の一人暮らしもできました。
転職を機に、有無を言わせず一人暮らししなければならない状況になったのです。(笑)
仕事も毎日楽しかったです。
こんなことやってみたかった!そう思えて毎日しあわせでした。
ただ、休みもなくハードな仕事だったので、体調を崩しました。
人生で初めて胃カメラを撮りました。
麻酔がきいて、意識がなくなる瞬間に、「あ、終わりだな。」とふと感じました。
その直前に出会った人たちによって、さらに意志が固まり、その仕事を辞めました。
職歴はある人からすれば中途半端です。
でも、やりたいことは全部やってます。
だから後悔は1㎜もしていません。
わたしにはその分だけ経験が手に入ったからです。
やりたいと思ったことをすると、そこで学んだり出会ったり気づいたり、
自分がレベルアップするようなことが起きるんですよ、不思議と。
ゲームみたいに、あるステージである程度の得点をクリアしたら、次に進める、みたいな。
本当にそんな感じなんです。
ステージの終わりも自分でなんとなくわかります。
わたしの人生が不思議な構成なのかもしれませんが・・・(笑)
でも、直感で生きるってそういうことかなと思います。
直感=主観だとも思うんですよね、人目を気にしてたらやりたいことできないですから。
どんなにつらかったことや、あれは失敗したなーとおもうことでも、
あの時あれをやってなかったら、いまはないよな~としみじみ思うことばかりです。
全てがつながってて、ここに来るまでに必要な道のりだったと思えます。
終わりに
いま、このブログを読んでくださっている時間は、あなた寿命を使っている大切な時間です。
大袈裟かもしれないけど、気づいたら10年とか経つし、時間なんてあっという間なんですよ。
命なんてあっという間なんですよ。
そう思うと、この今、笑ってた方がいいなとか、悪口よりありがとうって言いたいなとか、美味しいもの食べたいなとか、好きな人と過ごしたいなとか、いろいろでてくるはずです。
それが、あなたのやりたいことの第一歩です。
難しいことじゃないと思うので、やってみてほしいです。
ぜひ、やりたいことを!
最後まで読んでくださり、ありがとうございます\(^o^)/
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